12R  優勝戦　　　　

予選を首位通過の前田篤哉が準優を押し切って1着。3日目後半から5連勝でファイナルの1号艇に構える。エース級の一角に挙がる11号機を完全に仕上げ、強力な行き足を中心にトップ級のパワーを誇る。地元Vに燃える中島秀治もエース級の筆頭格65号機を駆って出足、回り足には自信の表情で、前田と同じくオーバーエージの宮田龍馬も内枠両者に見劣らない快パワー。青木蓮、登玉隼百、石本裕武らも虎視眈々と台頭をもくろむ。優勝戦直前にそれまでの追い風から、向かい方向にも見える左横風に急変。各艇が慎重な仕掛けになる中、1コースから艇を伸ばした前田が他艇の攻めを制して先マイへ。BSに入って早くも先行態勢に持ち込む。後続争いは混戦ムードも、2Mと2周1Mで豪快な全速ターンを連発した中島が次位を確保。2周2Mで宮田を差した登玉が3着での決着となった。前田は通算14回目、当地では2回目のV。