12R  優勝戦　　　　

予選首位の大豆生田蒼が準優12Rを逃げ切って1着。ここまで10戦6勝、オール3連対でファイナルの1号艇に構える。5日目は荒天の影響で安定板が使用されたが、回り足や出足は変わらずパワフル。最後もインSに集中して押し切るのみだ。ただライバル勢も手ごわい面々で、その筆頭は今節ただ1人のA1級高憧四季。ターン回りは上々だけに、自慢のスピード戦で逆転Vを狙う。ともにトップ級のパワーを誇るのが土屋実沙希と池田紫乃。孫崎百世、水口由紀の地元勢も虎視眈々と台頭をもくろむ。迎えた優勝戦は全員がゼロ台に踏み込むスリット隊形から、大豆生田が他艇の攻めを許さずにイン先マイ。ややオーバーターンになりながらもBSでは先行態勢に持ち込む。最内を突いた孫崎が次位を確保したかに思われたが、3番手から猛追をかけた池田が3周1Mで逆転して次位に浮上した。大豆生田はデビュー初Vだった2018年6月の浜名湖以来、2回目となるV。