12R  優勝戦　　　　

予選トップの遠藤エミ、2位の海野ゆかりがともに準優を2着。準優10Rを逃げ切った3位・渡邉優美にファイナルの絶好枠が巡ってきた。これで3日目から4連勝。特に際立つ部分はないものの、十二分に戦えるレベルの仕上がりだ。〝王道スタイル〟ではなくなったものの、遠藤も地元で女子特別タイトル全冠制覇へ渾身のターンでアタック。スリット近辺は軽快な三浦永理をはじめ、宇野弥生、海野、守屋美穂らも虎視眈々とV奪取を狙ってくる。迎えた優勝戦は渡邉がコンマ07のトップS。スリット後に伸びた宇野は1Mで差しに構え、その動きを見た三浦がまくり差しを狙うが艇が浮いて失速。この両者を封じた渡邉がBSに入って先行態勢を築く。焦点は宇野と最内を伸ばした守屋での次位争いへ。デッドヒートの末に3周1Mで守屋を交わした宇野が2着での決着となった。念願の特別タイトル初制覇を飾った渡邉は通算14回目、びわこでは2回目のV。